Zwiftで途切れないアームバンド心拍計「Polar Verity Sense」

2022年8月2日

Garminウォッチや胸ベルト心拍計HR-12では、肌が乾燥していると途切れ途切れになることもあった。

Garminウォッチで心拍計測したデータが途切れている画像
Garminウォッチで計測した心拍数
HR-12で計測した心拍数
HR-12で計測した心拍数

そこで「元祖」心拍メーカーのPOLARを試したら・・・

POLARは途切れなかった!!

とにかく途切れない。フリーズもない。

POLAR心拍計で記録したZwiftのライドデータを紹介する画像
POLARで計測した心拍数

※コンパニオンアプリのデータは見にくかったので、PC版データをアップしています。

何が違う?と思って調べたら・・・他社製品の2~3倍となる6個の光学センサーを搭載してる。

POLAR製品とGarminウォッチの心拍計の数の差を説明する画像
POLAR(左)とGarminウォッチ(右)

Garminウォッチが3個の心拍センサーであるのに対して、POLARは6個です。

元祖心拍メーカーの心意気を感じる

安定して計測できるので実走でもPOLARを使うようになりました。

POLARは途切れない、だけじゃない

他にもいいところあります。

1.アームバンド式で使いやすい

アームバンドのPOLARは、ベルトにパチッと装着して腕を通すだけ。ベルトは伸縮性があるし調整可能。圧迫感もなし。

本体のスイッチを押すと電源が入ってペアリングを開始します。特に何も設定しなくてもZwiftとはBluetoothで、Garmin130PlusとはANT+でリンクしてくれます

使い方を間違えることはありませんが、念のため公式動画を掲載しておきます↓

2.防水性能が高い

スイミングでの使用も前提に作られているので、防水性は完璧です。不注意で本体ごと洗濯機(縦型)にかけてしまったこともありますが、その後も正常動作しています。

3.十分な電池容量

電池容量は30時間(カタログ値)です。

ZwiftでロンドンのPRL FULLコースを6時間半かけて走っても、当たり前ですが電池切れはなし。

ZwiftでロンドンPRL FULLルートを走った走行データ
PRL FULLでも電池切れなし

途中でトイレに行ったりしてBluetoothスマホから離れても、途切れずに計測できました。公式HPの情報では150m離れたデバイスにも通信可能だそうです。

メモリ容量は16MBあり、600時間分の心拍データを記録できるようです。

POLARの「弱点」はベルト

唯一、弱点かな・・・と思えるのがベルトです。

POLARを1年使用した後の商品状態を紹介する画像
1年半使用したPolarの心拍ベルト

ほぼ毎日使って洗濯して1年後(左)、1年半後(右)のベルトです。ベルトのマジックテープ部分の反り返り、ベルトゴムの傷みがあります(右奥は新品)。

「マジックテープで簡単に脱着」と商品説明にありますが、ゴムバンドがよく伸びるのでマジックテープ不要では・・・と個人的には思います。

結局、計測に影響は出ていないものの1年半でベルトだけ交換しました。ちなみに純正交換用ベルト純正充電器はAmazonで単品購入できます。

アップデート情報

2023年8月現在の最新ソフトウエアバージョンは、2.1.0となっています。

購入されてからアップデートを行っていない方は、POLAR Flow Syncからソフトウエアのアップデートをおすすめします。

バージョン内容
1.1.5(2021年6月)バッテリーの持続時間向上、バグ対応
2.0.3(2022年10月)バグ対応
2.1.0(2023年1月)バグ対応

ソフトウエアのアップデート方法

PCでアップデートを行う場合は、まずPOLAR FlowSync というソフトウエアをインストールする必要があります。下記の公式サポート記事に解説があります。

次に、心拍センサーを充電器にセットしてPCのUSBに差し込みます。あとが画面の指示に従ってポチポチしていくとアップデートが完了します。

アップデートが完了したPOLAR FlowSyncの画面
アップデート完了時のPOLAR FlowSync画面

ネットワークエラーには勝てない

安定計測のPOLARですが、ネットワークエラーには勝てません。パワーメーターもダウンしてしまうような不安定な状況では、さすがのPOLARも落ちてしまいます。

この時は、前ぶれとして画面がコマ送り状態になっていました。そして不安定だな~とそのまま漕いでいたら、通信が断続的に切れてしまいました。

Zwiftで通信エラーが起こっているときの画像
ネットワークエラー中
ネットワークエラーが記録されたZwiftのライドレポート
白丸のあたりでネットワークエラーになった

パワーメーターも途切れて通信千切れ状態ですが、しばらくそのまま漕いでいたら回復しました。やはりグルグル回るようなライダーが密集する場所、イベントなどは要注意です。

処理能力の速いゲームPCなら大丈夫なのか?という疑問はあるかと思いますが、一緒に走っていたアメリカ人の友達が「買い換えたばかりのPCでも落ちた」と言ってたので違うかも。

まとめ

Zwiftで途切れないPOLARの心拍計をご紹介しました。50代の乾燥肌でも、Zwiftや実走で安定して計測してくれます。

元祖心拍計メーカーの心意気を腕に巻いて、さあ今日もZwiftです。

Amazonで正規品を購入すると2年間のメーカー保証が受けられます。出荷元/販売元がAmazonであることを必ず確認してください。


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他の心拍計との違いはこちらの表↓を参考にしてください。

比較項目POLAR
Verity Sense
CATEYE
HR-12
Garmin
Vivoactive3
タイプアームバンド胸ベルト腕時計タイプ
正確性ストレスなし乾燥肌は苦手ズレによる途切れ
扱いやすさお手軽だが
要ベルト洗い
装着が億劫
要ベルト洗い
お手軽
通信方式Bluetooth、ANT+BluetoothのみANT+のみ
価格12000円前後7000円前後3.5万円前後
※価格は調査時のものです

機材Garmin,心拍計

Posted by Zippy