Zwiftで途切れないアームバンド心拍計「Polar Verity Sense」
Garminウォッチや胸ベルト心拍計HR-12では、肌が乾燥していると途切れ途切れになることもあった。


そこで「元祖」心拍メーカーのPOLARを試したら・・・
POLARは途切れなかった!!
とにかく途切れない。フリーズもない。

※コンパニオンアプリのデータは見にくかったので、PC版データをアップしています。
何が違う?と思って調べたら・・・他社製品の2~3倍となる6個の光学センサーを搭載してる。

Garminウォッチが3個の心拍センサーであるのに対して、POLARは6個です。
元祖心拍メーカーの心意気を感じる
安定して計測できるので実走でもPOLARを使うようになりました。
POLARは途切れない、だけじゃない
他にもいいところあります。
1.アームバンド式で使いやすい
アームバンドのPOLARは、ベルトにパチッと装着して腕を通すだけ。ベルトは伸縮性があるし調整可能。圧迫感もなし。
本体のスイッチを押すと電源が入ってペアリングを開始します。特に何も設定しなくてもZwiftとはBluetoothで、Garmin130PlusとはANT+でリンクしてくれます。
使い方を間違えることはありませんが、念のため公式動画を掲載しておきます↓
2.防水性能が高い
スイミングでの使用も前提に作られているので、防水性は完璧です。不注意で本体ごと洗濯機(縦型)にかけてしまったこともありますが、その後も正常動作しています。
3.十分な電池容量
電池容量は30時間(カタログ値)です。
ZwiftでロンドンのPRL FULLコースを6時間半かけて走っても、当たり前ですが電池切れはなし。

途中でトイレに行ったりしてBluetoothスマホから離れても、途切れずに計測できました。公式HPの情報では150m離れたデバイスにも通信可能だそうです。
メモリ容量は16MBあり、600時間分の心拍データを記録できるようです。
POLARの「弱点」はベルト
唯一、弱点かな・・・と思えるのがベルトです。


ほぼ毎日使って洗濯して1年後(左)、1年半後(右)のベルトです。ベルトのマジックテープ部分の反り返り、ベルトゴムの傷みがあります(右奥は新品)。
「マジックテープで簡単に脱着」と商品説明にありますが、ゴムバンドがよく伸びるのでマジックテープ不要では・・・と個人的には思います。
結局、計測に影響は出ていないものの1年半でベルトだけ交換しました。ちなみに純正交換用ベルトと純正充電器はAmazonで単品購入できます。
アップデート情報
2023年8月現在の最新ソフトウエアバージョンは、2.1.0となっています。
購入されてからアップデートを行っていない方は、POLAR Flow Syncからソフトウエアのアップデートをおすすめします。
バージョン | 内容 |
---|---|
1.1.5(2021年6月) | バッテリーの持続時間向上、バグ対応 |
2.0.3(2022年10月) | バグ対応 |
2.1.0(2023年1月) | バグ対応 |
ソフトウエアのアップデート方法
PCでアップデートを行う場合は、まずPOLAR FlowSync というソフトウエアをインストールする必要があります。下記の公式サポート記事に解説があります。
次に、心拍センサーを充電器にセットしてPCのUSBに差し込みます。あとが画面の指示に従ってポチポチしていくとアップデートが完了します。

ネットワークエラーには勝てない
安定計測のPOLARですが、ネットワークエラーには勝てません。パワーメーターもダウンしてしまうような不安定な状況では、さすがのPOLARも落ちてしまいます。
この時は、前ぶれとして画面がコマ送り状態になっていました。そして不安定だな~とそのまま漕いでいたら、通信が断続的に切れてしまいました。


パワーメーターも途切れて通信千切れ状態ですが、しばらくそのまま漕いでいたら回復しました。やはりグルグル回るようなライダーが密集する場所、イベントなどは要注意です。
処理能力の速いゲームPCなら大丈夫なのか?という疑問はあるかと思いますが、一緒に走っていたアメリカ人の友達が「買い換えたばかりのPCでも落ちた」と言ってたので違うかも。
まとめ
Zwiftで途切れないPOLARの心拍計をご紹介しました。50代の乾燥肌でも、Zwiftや実走で安定して計測してくれます。
元祖心拍計メーカーの心意気を腕に巻いて、さあ今日もZwiftです。
Amazonで正規品を購入すると2年間のメーカー保証が受けられます。出荷元/販売元がAmazonであることを必ず確認してください。
Polar Verity Senseの詳細はこちら | Amazonで見る
他の心拍計との違いはこちらの表↓を参考にしてください。
比較項目 | POLAR Verity Sense | CATEYE HR-12 | Garmin Vivoactive3 |
---|---|---|---|
タイプ | アームバンド | 胸ベルト | 腕時計タイプ |
正確性 | ストレスなし | 乾燥肌は苦手 | ズレによる途切れ |
扱いやすさ | お手軽だが 要ベルト洗い | 装着が億劫 要ベルト洗い | お手軽 |
通信方式 | Bluetooth、ANT+ | Bluetoothのみ | ANT+のみ |
価格 | 12000円前後 | 7000円前後 | 3.5万円前後 |