Zwift中の手の痛みを和らげるショートハンドル

SATORI 440mm Short Handle
MTBやクロスバイクでZwiftしていると、いつものハンドル幅だと手のひらが痛くなる。ロードバイクのドロップハンドルのように「より狭く、より遠く」にすることで、不思議と痛みが軽減されます。実際に狭いハンドルに交換した結果をご紹介します。
Zwiftは痛みが出やすい
固定ローラーでZwiftする場合、立ちこぎはほぼNGだし、左右にバイクを振ることもできない。登り下りを走っても自転車の角度は固定されたまま。後続確認も不要なので後ろを振り向くこともないし、信号待ちもない。
つまり姿勢がまったく変わらないから、座骨にしても手のひらにしても同じところが当たり続ける。このため、外を走る実走では何の問題もないのに、Zwiftだと30分もしないで痛みが出たりする。
少しでも楽なポジションを探そうとパーツを試しては交換して、迷宮入りしてる方も少なくない。
ハンドル幅を狭くしてパワーを出す
ロードバイクのハンドル幅って38~42cmが主流。一方でMTBやクロスバイクは50~70cmなので、10~30cmも幅広い。スピードよりも安定感を重視するので、これはこれで問題はない。
ただ、固定ローラーでZwiftするならロードバイク同様に幅が狭い方がいい、というかドロップハンドルにしたほうがいい。ただ、フラットをドロップ化するとなると追加機材が多々必要になってしまうので、幅の狭いショートハンドルへの交換が現実的。
実際に、ショートハンドルに交換すると・・・
- 脇が締まります
- 身体がねじれずに上体が安定
- 効率よくパワーが出せる
という効果も。筆者のFTPも215→235Wになってびっくりしました。
この辺りの詳しいことはここでは触れません。詳細を知りたい方は体幹の本↓に「肩甲骨を開く」としつこく書いてあるので読んでみてください。
SATORIの超ショートハンドル
50cmを切るフラットハンドルって意外と選択肢が少ない。探した中で一番短かいのが、SATORIの44cmだった。B-witchの46cmよりもさらに短い。

素材はアルミで、ダブルバテッド加工されているので133gと軽量(B-Witchは176g:カタログ値)。

塗装もつやがあって上質だし、白とのコントラストがクッキリ、近くで見ても高級感がある。

センターや角度調整しやすいマークもあって、使う人のことを考えてる。良心的と思う。
ハンドル交換後のレビュー
Zwift専用車になっているBASSOに取り付けたところ、下の画像のようになりました。

ハの字型のハンドルが真っすぐになったことで、エンドグリップの向きが変わって握りやすくなった。肩幅に近い位置にグリップがあるので、サドルにまたがってスッと「前ならえ」するだけ。自然な体勢なので疲れにくくなったし、痛みも減った。
これまで幅が広すぎてハンドル中央部にグリップを装着してたけど、不要になった。スマホホルダーも真っすぐになって見やすくなった。
Zwift(室内)専用車なのでブレーキレバーは外しています
ショートハンドルにしてよかったこと
ショートハンドルに交換して感じたメリットは、
- 手の痛みが軽減された
- 上体が安定したことでパワーアップした
この二つに尽きます。この後、さらにパワーを上げるべくドロップハンドル化(42cm)しました。もっと狭くすべきだったか、FTPは変わらず・・・ただ、幅の狭いハンドルは試す価値ありです。
ブレーキレバーを装着したクロスバイクに取り付けた記事はこちら↓
> クロスバイクに440mmショートハンドルを取り付けた