大木巡り:鶴巻の大欅(けやき)に癒される
縄文時代の本を読んだら大木を見たくなり、鶴巻の大欅へ。樹齢600年の欅は、すべてを包み込みながら存在していました。

神奈川で最も太いケヤキ
案内板には、
県下で最も太いケヤキで「逆さほうき」状のケヤキの典型的な樹形ではなく、むしろエノキに似ているため、昔から大エノキとして親しまれてきた。
昭和59年12月には「神奈川の名木100選」に選定されている。・樹高 30m
案内板より
・胸高周囲 10m
・樹齢 600年(推定)
とあった。

手前の自転車が大体180cm。

大きなコブの内部は空洞のようだった。

観察しているとパラパラ何かが落ちてきてヘルメットにカツン!と当たる。
見上げると口のようなところがあった。

スーハー呼吸してそう。

幹には釣り合わないくらい細い注連縄(しめなわ)が巻かれている。600年の間には、いろいろあったであろう痕跡も。

素手で触ってみるとコンクリートのよう。ベンチに座って眺めていたらご年配の方が話しかけてきた。
「どちらから?」
「これからどこへ?」
「すごいでしょ。このケヤキ。」
誇らしく思われている様子だった。
大木を眺める

耳を澄ませていると、鳥たちの鳴き声が葉の揺れる音に混ざって聞こえてくる。
お構いなくあり続けるケヤキ。周りが住宅地に変わろうとも、電車が走ろうとも、お構いなくあり続けるケヤキ。
周りがどんなに変わろうともすべて受け入れて、ケヤキとしてあり続ける。そんな包容力を感じました。
以前、水晶玉を初めて握ったときと同じように、脳がジーンとしました。帰ったら家族の機嫌が良くてびっくりしました。
大欅に癒された まとめ
鶴巻の大欅、すべてを受け入れるその包容力に癒されました。ベンチに座って時の流れを感じてみてはいかがでしょうか?
【ご参考】
・入場無料、駐車場はなさそう
・住宅地の一角にある
・詳細は秦野市の公式HPで確認ください。