ミノウラ MD640は本当に静かなのか?スマホアプリで検証した

ミノウラMD640
走行音量を計測
ミノウラのダイレクトドライブ型のサイクルトレーナーMD640は本当に静かなのか?スマホアプリを使ってZwift中の走行音量を計測してみました。
ミノウラ MD640とは
ミノウラのMD640は、ダイレクトドライブ型のサイクルトレーナーです。ただし、負荷は手元のダイヤルによる手動調整となります。Zwiftを走って傾斜が変わってもペダルの重さは変わりません。
主な特徴は次の通りです。
■後輪を外した自転車を直接トレーナーに取り付ける、ダイレクトドライブタイプ
ミノウラ公式サイトより
■ネオジウム(Nd)磁石によるマグネット負荷方式
■7段変速手動リモコンで負荷をコントロールするシンプルなメカニズム
■本体から発生する振動が床に伝わり難い免震加工アジャスター脚を採用
■スムーズな回転と静粛性において評価が高いKAGURAに使用されている「神楽専用リブベルト」をMD640に採用
シマノの8~11速、130-135mmクイック/12×142-148スルーアクスルに対応しています。
実売価格は5万円台となっています。
MD640の走行音を計測

MD640の走行音を計測した結果、49~55dB(100~300w)でした。エリートのタイヤドライブ型の固定ローラーに比べて、少しずつ小さい数値となりました。
トレーナー | 100w | 150w | 200w | 250w | 300w |
---|---|---|---|---|---|
MD640 | 49dB | 51dB | 53dB | 54dB | 55dB |
QuboFluid | 52dB | 53dB | 55dB | 56dB | 56dB |
※ハンドル上に固定して計測しています
特筆すべき点はMD640は負荷調整ができるので、変速せずとも負荷の上げ下げができること。うるさい変速音を出さずに負荷の調整が出来るのは静音面では有利です。
家族の反応

スマホアプリによる走行音量はエリートのQuboFluidよりも小さい数値となりましたが、家族の意見は「音が大きくなった」です。
ー MD640 ー
- 重い金属がまわるような音
- 高負荷では金属がさらに重くなるような音
- フリーハブの音が大きい
ー QuboFluid ー
- 軽いものが軽快にまわる音
- 高負荷だと騒音・振動が大きくなる
フリーハブの空転音はQuboFluidでは気になりませんでしたが、MD640ではうるさく感じます。チェーンや変速音も目立つようになりました。フリーホイール表面が平らなので、音を反射しているように思います。
まとめ
ミノウラMD640の走行音をスマホアプリで計測した結果、49~55dB(100w~300w)となりました。計測結果は良好ですが、耳で聞いた印象は数値よりも大きく感じます。
この原因として回転部がまだ馴染んでいない可能性があります。QuboFluidの3万キロ走行に対してMD640はまだ200km程度です。距離を乗り込んだ後で、また計測してみたいと思います。