ISM PR3.0サドルでお尻の痛みが消えた
Zwift車のサドルをISM PR3.0に交換しました。淡々と走るトライアスロン用ですが、Zwiftでも同じような乗り方しているので、相性はいいと感じました。
リタイアの原因はお尻だった
これまで、Zwiftは2時間くらいが限界でした。脚は大丈夫ですが、お尻が限界でリタイヤ・・・そんな悲しい状態から脱出すべくいろんなサドルを試していますが、どれもしっくりと来ない。
今回、試しにトライアスロンサドルを購入したらメチャ違和感。結構なお値段したのに・・・
しかしひと月ほどセッティングを繰り返していたら、130km、200kmといった長距離も走りきれるようになりましたのでご紹介します。
ISM PR3.0トライアスロン用サドルの特徴

異様な見た目です。穴あきサドルの前半分を切り落とした感じ。
当然、剛性が下がります。この緩くなった剛性のおかげでサドルがしなり、不要な圧迫を防ぐ設計なのです。
水着のまま乗ってもストレスがないように作られてるので、クッションも厚めです。

GIANTのコンタクトフォワードサドルに比べて短くて幅広い。
重さは364g。

クッションは厚いけど短いので、見た目よりは軽い。
ISM PR3.0のセッティング方法
変わった形状のISM PR3.0、セッティング方法も通常と異なります。
公式セットアップガイド(英語)によると、
- 通常サドルより5mm低く、
- 前側を水平、もしくは1~2度前下がりに、
してくださいと書いてあります。
サドルが高いと脚が痺れたり、膝を痛めやすくなる。また、真っすぐに取りつけないと内股が擦れるの要注意。これが結構シビアで、何回も調整しました。
座り方はさらに独特で、サドル後部上面に指2,3本分のスペースを残して座る。ロードのサドルとは形が違うので、最初はどのポジションにしても違和感しかない。ひと月くらいは慣らし運転が必要だと覚悟してください。
乗り心地を検証
実走とZwiftでお尻の検証です。
実走:箱根往復130km
まずは、横浜市内の自宅から芦ノ湖まで往復してみた。

サドル前半分がないので、跨ぐというよりは「ちょこん」と腰掛ける感じ。体重がお尻に乗らないので、往復130km(7時間)でも痛み&しびれなし!クッションが分厚いので乗り心地も良かったです。
Zwift:ブルべで8時間座ってみた
続いてZwiftで検証。200kmブルべを走ってみました。

いつもなら2時間で限界なのに、休憩しながら(体力的な問題で)8時間乗っても大丈夫でした。筋肉の限界まで走れたのは久しぶり。
まとめ
Zwiftはお尻が痛くなりがち。ポジションを調整したりサドルを変えたり、いろいろと試していくしかありません。もちろん、サドルの相性は個人差が大きいので、ご参考程度にお願いします。
ちなみにISMサドルは用途によって形状が異なります。
シリーズ名 | 用途 |
---|---|
PN(Performance Narrow) | トライアスロン、TT、トラック、ロード |
PL(Performance Long) | ロード、MTB |
PS(Performance Short) | トライアスロン、TT |
PR(Performance Recreation) | ロード、MTB、クロスバイク |
PM(Performance Mountain) | MTB |
筆者はクロスバイクなので、PRシリーズでクッションが一番厚い3.0を購入しました。