インナーパンツとレーサーパンツを乗り比べた
自転車に長時間乗っているとお尻が痛くなる対策として、クッションの入った2種類の自転車用ウエアを購入して乗り比べました。
自転車専用のパンツを比較
ここで比較するのはDABADAのインナーパンツと、Santicのレーサーパンツになります。

それぞれ細かく見ていきます。
履きやすいのはインナーパンツ

インナーパンツは柔らかいメッシュ生地で伸縮性があり、サッと履けます。下着感覚ですが、股間からお尻にかけて厚めのパッドがあるので、何というかオムツ感があります。
一方のレーサーパンツは、厚めのしっかりした生地。腰から太ももにかけてビシッと加圧されるような履き心地です。パッドの違和感は同様にあります。
あえて優劣をつけるのであれば、履きやすいのは伸縮性のあるインナーパンツでした。
パッドの形状を比較


インナーパンツのパッド形状はサドルそのままです。サドルカバーがパンツと一体化したような形状です。表面はメッシュ地になっているので通気性は良さそう。
レーサーパンツのパッドは、座骨の当たる部分のみ厚くなっています。それ以外の部分は薄くなっていて、ペダルの漕ぎやすさを意識したつくり。表面は起毛処理されていて肌への当たりが柔らかそう。
ここまでをまとめると、下の表のようになります。
比較項目 | DABADA | Santic |
---|---|---|
タイプ | 下着 | 単独着用 |
履き心地 | よく伸びて履きやすい | 太ももが加圧される感じ |
パッド生地 | メッシュ | 起毛処理 |
パッド形状 | サドルの形 | 座骨部分が厚く、前は薄い |
痛くならないのはレーサーパンツ
どちらの方が快適なのか、40kmの2時間サイクリングで検証しました。
インナーパンツの感想
ジーパンの下に履いて出発。座ってすぐにクッションを感じます。ふわふわの座り心地で、路面の凸凹も角が取れて優しくなりました。痛みはこれまでの半分くらい。20kmまでなら何の問題もなさそう。
レーサーパンツの感想
レーサーパンツは単独で履きました。同じようにクッションを感じますが、こちらの方が漕ぎやすい。ジーパンとインナーパンツのように2重にならないので、ムレも感じませんでした。
どちらも痛みを気にせず楽しめました。ただ、漕ぎやすさと蒸れにくさを考えると、20km以上走るならレーサーパンツの方をおすすめします。ピッチリとした形状が気になるなら、薄いランニングパンツなどを重ね着すればいいかと思います。
おすすめのレーサーパンツ
レーサーパンツは種類が豊富で、どれを買ったらいいのか初心者は迷うことでしょう。筆者が初めてレーサーパンツを買ったのは「Santic」という海外メーカの商品でした。
魅力はその安さで国内メーカの半額程度。初心者の間はリピート購入して愛用していました。数年は愛用していましたが、日本メーカ「パールイズミ」の製品を購入したら着心地が結構違うことに気づきました。
やはり「パールイズミ」の商品は着心地がいいです。屋内用、長距離用といった目的別に最適なパッドを備えたレーサーパンツが用意されています。公式HP↓を参考になさってください。
まとめ
自転車専用のサイクルウエアでお尻の痛みが軽減されるのか?実際に購入して乗り比べた結果をご紹介しました。
結論:40km以上のサイクリングを楽しむならレーサーパンツが快適!
20kmまでならどちらも快適ですが、長くなるほどレーサーパンツの方が快適だと感じました。
また、当初はSantic製のものをリピート購入していましたが、2023年現在は日本メーカー【パールイズミ】のサイクルウエアを愛用しています。
ちょっと高価ですが着心地がいいし、漕ぎやすいです。サイズ選びは大きめがおすすめ。Amazonのパールイズミストアはこちらから↓