【書評】空腹はなぜいいか?医学博士石原結實さん

2016年12月24日

石原結實先生の著書「空腹はなぜいいか?」の表紙画像

「空腹」は耐えられない?辛い?もし、そんなイメージをお持ちなら、ご紹介する本を読むことで「空腹」に対するイメージが変わるかもしれません。

お腹が「ぐ~~」っと鳴ったら「よしよし!」と思える人になりたい方、必見の記事ですよ。

著者の石原結實先生ってどんな方?

石原結實先生といえば、がん治療で有名な医師というのが私の中のイメージ。にんじんジュースなどの独特の方法で、治療されています。 石原結實先生のがん治療

  • 体温を上げる:免疫力を上げる
  • 食事を変える:体内デトックス、血液をキレイに

石原先生、どういう方なのでしょうか?著書のプロフィールページを拝見してみました。

石原結實(いしはらゆうみ)先生 著者紹介
長崎市生まれ。医学博士。長崎大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、イシハラクリニック院長として漢方薬と食餌療法指導によるユニークな治療法を実践するかたわら、全国各地で講演を行う。

また、お名前で検索すると石原先生の画像が表示されますが、筋トレをされていてムッキムキ!食事にも気を使われていると思いますが、見た目がエネルギッシュ!カッコいい。

でも、空腹が身体にいい?しっかりと栄養を摂取したほうが元気になるのでは?というご意見もあるでしょう。著者も最初はそう考えていたようですが、朝食を抜く「半日断食」の効果に驚いて変わったようです。

では早速、空腹の秘密に迫って参りましょう!

「空腹力」ってどういう力なの?

著書の中には「空腹力」という言葉が登場します。

石原結實先生の空腹力

【病気の原因=血液の汚れ】痛風、糖尿病、高脂血症、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、ガン・・・
【空腹にする】血液の汚れを取り除く白血球が活発に働く
【免疫力が活性化】身体の余分なものが排出される
【血液がきれいになる!】健康になる!

本書より

要するに、食べ過ぎないことで白血球が活発になって血液がきれいになる!ということのよう。

著書では、食べるべきものや食事方法など具体的に紹介されています。石原先生のオススメの方法をご紹介します!

石原先生が推奨する半日断食

ニンジンジュースの画像
ニンジンジュースで血液をキレイに

石原先生がおすすめしているのが、「半日断食」です。半年で14kgのダイエットに成功され、総コレステロールと中性脂肪も正常値に下がって薬も不要になった方が紹介されていました。

方法は簡単。朝食は食べないで、にんじん・りんごジュースのみにする、という方法です。

にんじん・りんごジュースの作り方

  1. にんじん2本、りんご1個をよく洗う
  2. 皮付き、種つきのまま小さくカット
  3. ジューサーに投入(ミキサーではダメ)

これでコップ3杯分のジュースが作れますとのこと。 私は、間違えてミキサーで実践。ミキサーの場合は、搾りかすを取り除けない、水を足さないと混ざらないので、100%ジュースにならないのでご注意!

100%でない薄いジュースでは、効果は半減してしまうかも。ミキサーではなくジューサーを用意してください。

空腹にニンマリ出来るようになったのか?

さてこの本を読むことで、空腹を素敵!と思えるようになったのか、お腹が「ぐ~~」と鳴ってニンマリと出来るようになったのか?

ミキサーでの半日断食はしていたのですが、気づいたのが遅く・・・そして、空腹に対してニンマリと出来たのかどうか?

私の感じた空腹力まとめ

  • 気持ちがスッキリとする:食べすぎた罪悪感なし
  • 人参2本、りんご1個はボリュームある:空腹感なし
  • ご飯がより美味しく:食事が楽しみになる

空腹力のデメリットは、空腹が心地よくなるまでにタイムラグがあること。空腹による身体のスッキリ感を感じるまでに、2,3日はかかります。そこまで空腹に耐えられるかどうか?ここが評価の分かれ目のように感じました。

身体のデトックス、心のデトックス

体のデトックスは食事をしない、摂取しないことで排出作用が働いて不要なものが排出される。病気になると「食欲がなくなる」という事がありますが、これも

人間の体自身が不要なものを排出して健康になろう!とする働きでは?

と石原先生は仰っています。

また、病気になって高熱を出すのも体温を上げて免疫力を高めるためであると。

身体って凄い!食欲がない時、食べたくない時は、食べなければいいんだ!食事の時間にこだわらずに、シンプルに考えられそうです。

それで、私がこの本を読んでもしかして?と閃いたのが「心のデトックス」についてです。

何もしたくない!は心のデトックスのチャンス

元気のないとき、じっとしていたいとき、何もしたくないとき、って誰でもあると思います。

それって身体の場合には「食欲がない」に相当する状態、つまり何も摂取したくない、何も情報を入れたくないという心の状態かなと。

何も情報を入れないことで、すでに詰め込んである不要な情報を捨てる作用が働く。

この不要な情報というのは、感情であったり知識であったりするのかもしれません。人によって違うように思います。

何もしないと当然、様々な感情、思いが頭に浮かびますよね。 何もしないと頭に浮かぶ感情・思い

  • このままではダメだ
  • 何かをしないと時間の無駄だ
  • あの人は本当にイラつく!

このような感情や思いがあることを再認識することで、自分を見つめ直すことが出来ますし、浮かんできたこれらの感情・思いこそが不要であると心が教えてくれているのかもしれません。

精神的な病の治療法として「あるがまま」を提唱している森田療法があります。面白いことにこの治療方法の第一段階が、布団の上に寝て何もしない、という方法なのです。

  • 森田療法:食事、洗面、トイレのみ。行動と情報を制限。心のデトックス。
  • 石原先生の治療:食事を制限して身体のデトックス。血液をキレイにする

テレビ、新聞、ネットには触れずに情報を遮断することで、心のデトックスを行う森田療法。面白いなあと思ったのは、感情や思考という心のデトックスを、不要な情報を排除することで実現している点。

食事を制限することで体の不要なモノを排出してデトックスを行う石原先生の治療方法。似ていると思うのは私だけでしょうか?

何もしない効果ってあるの?

私自身、何も出来ない時期がありました。ストレスで退職してやる気をなくしてた。いろんな感情や思いが心の中で暴れまわっていました。

何も出来ないので、ジッ~~としてそれらの感情がどこから来るのかを探し続けました。

公園でヨガをしている画像
何もせずにいた

結局は、自分の中の「こうあるべき!」というルールや信念、理想像とのギャップにイライラしているだけでした。

自分で余計な条件を付けて、自分で不合格だと苦しんでた。

そんな「ないものを追いかけさせる自分の思考」を捨てたら、頭の中がスッキリとしたのです。

体のデトックスに置き換えると、血液がキレイになったという感じなのでしょうか。

【書評】空腹はなぜいいか?医学博士石原結實さん:まとめ

石原先生を知ったのは、がん治療を検索していたときでした。「ガンは血液の浄化装置」という言葉に衝撃を受けました。と同時に、身体が自分を良くしようという浄化作用にもビックリ。

人間の身体も心も、自らキレイになろう!という力があるのだと感じた一冊でした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。