【台風の勉強】台風の強さを示す階級や過去の暴風被害についてのまとめ

台風シーズン真っ盛りですが、台風から身を守るために台風について勉強したことをシェアします。

台風とは?その定義は?

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。

わかりやすく地図上で表示すると

台風の認定地域
台風と認定される地域

となります。ちなみに東経180度を超えるとハリケーンという名称に。熱帯低気圧が存在する場所によって、台風やハリケーンと名称が変わるのですね。

この東経180度よりも東に存在していた熱帯低気圧ハリケーンが、東経180度線を超えて西に来た場合には「台風」という名称に変わるのですが、この元ハリケーンの台風のことを「越境台風」と呼ぶようです。

この越境台風、過去には日本に上陸したこともあります。

日本に上陸した越境台風
引用:wikipediaより

最大風速17m/sは時速にすると約60km/hの風速です。10分間の平均風速がこれを超える熱帯低気圧のことを台風としているのですね。平均ということは、瞬間的にはこれよりも強い風が吹くわけですから、風対策は念入りに行なったほうが良さそうです。

年間の平均発生数は25.6個(引用:気象庁HP。1980~2010年の平均)

台風の強さの分類基準は?

台風はその風の強さによって、3つの階級があります。

台風の3つの階級(風速で決まる)
強い台風 風速:33m/s以上~44m/s未満
非常に強い台風 風速:44m/s以上~54m/s未満
猛烈な台風 風速:54m/s以上

暴風域内では屋内で待機して、通過するのを待つようにしましょう。

暴風域:風速25m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性のある地域のこと

また、大きさに関しても階級があり

台風の大きさ(風速15m/s以上の半径で決まる)
大型 半径500km以上~800km未満
超大型 半径800km以上
日本地図の画像
超大型の台風は半径800km(直径1600km)以上

鹿児島から札幌まで直線距離で1600kmですから、超大型の台風は日本全国で風速15m/sの強風域となることがわかります。

台風による過去最大の被害「伊勢湾台風」

ひまわりの画像
ひまわりからの画像(引用:日本気象協会より)

伊勢湾台風(昭和34年台風第15号)は、気象庁HPにて最も死者・行方不明者が多かった台風として記録されています。

伊勢湾台風データ(気象庁HPより)
死者行方不明者 5098名(死者:4,697名、行方不明者:401名)
住宅の全壊 40,838棟
住宅の半壊 113,052棟
最低気圧 929.2hPa 和歌山県潮岬
最大風速 55.3m/s 愛知県伊良湖

伊勢湾台風は、風と高潮による被害が大きかったとのこと。この風速55m/sというのはどれほどの破壊力があるのでしょうか?また身を守るために気をつけなければならないことは何でしょうか?

台風で気をつけるべき暴風とその威力

風速とその威力に関して気象庁のHPにまとめられています。ここでは簡単に表にまとめておきます。

風の強さのイメージ画像
気象庁作成画像を使用しています

風速(予報用語) 時速換算 被害例
15~20m/s
(強い風)
54~72km/h ・風に向かって歩くのが困難
・看板やトタン板が外れるものがある
20~30m/s
(非常に強い風)
72~108km/h ・捕まっていないと立ってられない
・飛来物による怪我、細い枝が折れる
・屋根瓦が飛散するものがある
30~40m/s
(猛烈な風)
108~144km/h ・走行中のトラックが横転
・仮説足場の崩壊
40m/s~
(猛烈な風)
144km/h~ ・ブロック塀の倒壊
・住宅の倒壊

風の強さと吹き方(引用:気象庁HPより)

伊勢湾台風は、風速55.3m/s(時速199km/h)。空気の壁が破壊していく?

風速20m/sを超えると捕まっていないと立つことも困難となるようですね。男性の大人なら何とかなるとしても、女性や小さな児童にとってはとても危険ですね。飛来物による怪我の可能性もありますから、油断せずに屋内で過ごすのが良さそうです。

風速30m/sを超える場合には、トラック横転の危険性もあるとのことで、鉄道の遅れや運休の可能性もあります。早めに帰宅する、あるいは職場で通過を待つなどして台風の中を移動する事のないようにした方が良いでしょう。

また、飛行機に関しては、安全第一で欠航の可能性が高いですから、もしもの場合に備えて事前に宿泊施設や代替交通手段の確保も大切になってきます。JAL、全日空の場合は下記HPを参考にされてください。

JALお問い合わせ先

ANAお問い合わせ先

台風に備えて準備するべきこと

天気予報のイラスト
台風に備えよう:気象庁作成画像を使用しています

台風に備えて出来ること

  1. 側溝や排水口の掃除
  2. 風で飛ばされそうなものは屋内へ移動させておく
  3. 屋根や壁の点検/補強
  4. 非常用品、非常食品の準備
  5. 避難所の確認

ありきたりではありますが、この小さな行動が大きな被害を防ぐ有効な手段となります。一人ひとりが防災意識高く持ち、家族や住まいの安全を確保しましょう。

台風から身を守るために まとめ

まとめ

  • 台風を知ろう
  • 油断せずに防災意識を高めよう
  • 一人ひとりの小さな行動が、大きな被害を防ぐ

台風情報の入手先

気象庁

日本気象協会