メルカリの中古フレームでクロスバイクを組み上げた

2020年10月13日クロスバイククランク,クロモリ,タイヤ

メルカリで中古のクロモリフレームを購入して、自分好みのバイクを組み上げました。自転車整備士でもない自分にできるのかと不安でしたが、なんとか完成しました。

クロモリフレームに乗りたかった

クロモリ自転車のインプレッションで、「重いけど乗っていて楽しい」とか「いつまでも乗っていたい」みたいなものをたまに見かける。

カーボンの軽さやスピードとは違う、クロモリ特有の魅力があるようなイメージ。レース競技をしない自分は、カーボンよりも耐久性があって乗り心地がいいクロモリが合いそう。

太めのタイヤをセットできれば、さらに快適ではないか?

そんな思いで中古クロモリフレームを探していたら、見つけちゃった。

中古クロモリフレームから組み立てた自転車
購入した中古クロモリフレーム

いきなり組み上げ後の写真ですが、クロモリフレームです。メーカは丸石、シートチューブ53cm、トップチューブ水平のホリゾンタル。欲しかったフレームのイメージにピッタリで、思わずポチっとしました。

クロモリフレームのパーツ探し

フレームが決まったので、装着できるパーツ探し。

ホイール関係

まずは太いタイヤを履かせたかったのですが、合うホイールが見つからりません。原因はリアのエンド幅130mmです。一般的なクロスバイクの135mmだったら種類が豊富なのですが、130mmとロードバイク仕様なので見つからないのです。

仕方ないのでハブとリム、スポークを購入して手組みしました。

手組みの方法は初心者でもわかりやすい動画がYouTubeにアップされてるので問題なく理解できます。

ただ、横ブレ縦ブレなく仕上げられるのか?は別問題で、結構な時間が必要でした。何回もやり直して精度を上げて行く時間が取れない方は、プロにお任せしたほうがいいと思います。

命を預けるホイールですから、安全第一で。最終的なホイールパーツは、以下の通りとなりました。

タイヤ:IRCのMETRO(700×35c)

ARAYA TX-733リムとIRC METROタイヤ
ARAYA TX-733とIRC METRO

タイヤは700×35cのIRC「METRO」をチョイス。

IRC METRO 35c
IRC METRO 35c
各ネットショップで詳細をご覧いただけます

信頼の日本製で66tpi。この「tpi」は数値が高いほどタイヤの繊維が細くて乗り心地がいいようです。

これまで試したタイヤのTPIは5種類↓

tpiメーカとタイヤ名乗り心地パンク歴
27ビットリア
ザフィーロ
軽いが硬い!
ガツンと来る
2回
66IRC
METRO
重いけどいい1回
67シュワルベ
ワン
軽快なし
180コンチネンタル
グランプリ(無印)
軽快なし
330コンチネンタル
グランプリ4000sII
軽快なし
tpiと乗り心地の関係

ホイール:ARAYA TX-733

IRCのMETROを履かせられるホイールを探して見つけたARAYAの「TX-733」。ツーリング用のホイールで、スポーク数は実用性重視の36本です。

いつの日か日本一周してみたいけど、そんな自転車のスポーク数はきっと36本だろうとこれにしました。

リアハブ:シマノ FH-RS400

ホイールハブは「シマノFH-RS400」にしました。ティアグラグレードで10~11速対応。付属のスペーサーを使って8速で運用しました。持った瞬間「重っ!」でしたけど、いざ乗ると軽快に回ってくれます。

Shimano FH-RS400
Shimano FH-RS400
各ネットショップで詳細をご覧いただけます

フロントはリーズナブルなFB-TX500にしました。

スポーク:星ステンレス

ステンレススポークと真鍮ニップルのホイールを紹介する画像
キラキラの星スポーク

スポークは、錆びないステンレス+真鍮ニップルの組み合わせにしました。手組みらしくシルバーで、キラキラした感じがクロモリフレームにマッチします。

駆動関係のパーツ探し

駆動系のパーツはいくつか手持ちの物を流用しました。

クランク:FC-RS200 38T

ナローワイド38Tのシングルクランク
ナローワイド38T

クランクは、手持ちバイクの予備に保管しておいたFC-RS200(165mmをセット。ただフロント変速機がなかったのでシングル仕様とし、メルカリでナローワイド38Tを購入して取り付けました。

PCD110mm、5アーム用のものなら合うはずですが問題発生。ローギアに変速するとガリガリと嚙み合わせの悪さを感じます。そもそもアウターローは使用禁止の組み合わせですが、これが使えないと坂が登れない・・・

そこでチェーンリングを内側に寄せるために、BBを118mmから107mmに交換したらクランクがチェーンステイに当たってしまう・・・

太いタイヤを履かせるために、チェーンステイが広がっているよう。110mmのBBを買い直してアウター側にナローワイドを取り付けたら、チェーンステイと干渉せずにクランクが回せるようになりました。

インナーローでもガリガリ感がなく、回転がスムーズになりました。

ペダル:三ヶ島IC-LITE

ペダルは三ヶ島製作所のIC-LITE↓を移植。

三ヶ島製作所 IC-LITE
三ヶ島製作所のIC-LITEペダル
各ネットショップで詳細をご覧いただけます

足の幅と合っているのか漕ぎやすく、反射板が標準装備で安全性も高い。スニーカーで買い物やツーリングに走り回るので、フラットペダルです。

RD:アルタス8速 11-32T

スプロケットは手持ちの11-32Tをセット。リアディレイラーはアルタスを新品購入しました。激安だし街乗りならこれで十分と感じる性能です。トップ(38-11)での速度上限は35km/hくらい。ぶん回せば40km/h超えそうですが、無理してまで回しません。

ローの38-32(ギア比:1.19)は、36-30(同:1.2)や34-28(同:1.21)に相当。12%を超えるような激坂では長く続きません。足柄峠、ヤビツ峠の一部区間では汗だくになります。

ハンドル、サドルのパーツ

ハンドル

ハンドルは、BASSOについていたものを流用しました。

ブレーキ

シマノDEOREのブレーキレバーセットの画像
シマノのDEOREブレーキレバー

Vブレーキ/レバーは、シマノのDEOREにしました。あさひのお店で「いいの使ってますね」と褒められるブレーキセットです。

グリップ

グリップはノグチのハーフグリップ↓

ノグチ ハーフグリップ
ノグチ ハーフグリップ
各ネットショップで詳細をご覧いただけます

グリップシフト用ですが、ハンドルが短い&手が小さいのでこれで十分なのです。

サドル

シボレーのサドルを紹介する画像
MTBについてたサドル

サドルは中古MTBのシボレーについていたものを流用しました。一般的なクロスバイク用のものより幅広でクッションが効いているので、長距離でもレーサーパンツ不要。普通の短パンでヤビツ峠や三浦半島を走ってます。

かかった費用

かかった費用は次の通り(送料込みの価格)。メルカリで購入したものは、フレームとナローワイドリング、BBだけでした。

BBは後日購入して組み直したので、初期費用には含めていません。

購入品価格(円)
クロモリフレーム
(Maruishi)
14,000
(1万ポイント使用)
リム
(ARAYA TX-733)
5,961
リムテープ
(Shimano 20-622)
812
スポーク、ニップル
(星ステンレス)
5,918
フロントハブ
(FB-TX500)
1,230
リアハブ
(FH-RS400)
2,388
タイヤ
(IRC METRO)
5,698
タイヤチューブ
(シュワルベ)
1,964
グリップ
(TIOGA)
1,868
ペダル
(MKS IC-LITE)
2,211
シートピラー27.0mm
(VIVA)
1,980
スレッドステム
(VIVA)
1,210
ナローワイドリング
(DriveLine)
4,500
(全額ポイント)
リアディレイラー
(アルタス 8s)
2,051
シフター
(SL-M315)
1,829
ブレーキケーブルセット
(Shimano)
1,827
リフレクター480
ベル464
スタンド1927
合計金額58,318円
(内14,500円はポイント)
ツーリング車の購入費用

出費となったのは、およそ4万4千円でした。

手持ちを流用:ブレーキレバー/Vブレーキ本体、クランク、チェーン、スプロケット、サドル、ハンドル、ライト、ボトルホルダー、リフレクター。

その他の費用

手組みホイールに必須の振れ取り台(ミノウラ)も購入した。

完成したクロスバイク

クロモリフレームのツーリング自転車
完成したクロモリのツーリング車

スタンド、リフレクター、ベル込みで11.4kg。

MTB比マイナス5kgと身軽なバイクが完成しました。BASSOのフラットロード10kgと比べても大きな違いはない?クロモリで乗り心地いいし、のんびりと走り回るのには最適なバイクとなりました。

まとめ

クロモリのクロスバイクが欲しくなり、中古フレームを購入。整備士でもないど素人ですが、パーツを調べながらなんとか組み上げられました。

めちゃ愛着湧いたしメカにも詳しくなれて、とてもいい体験ができました。唯一、ヘッドパーツの調整だけは、いつもお世話になっているあさひさんにお願いしました。「ちょっと緩いですね」とのことだったので、お願いしてよかったです。