Zpowerの誤差と高効率トレーニング:Zwift3年目での考察
Zwiftを始めて丸2年経過。

漕ぎ続けて実感したZpowerのウソっぷりと
もっと早く知りたかった高効率トレーニングについてお伝えします。
Zpowerの誤差について
Zpowerで費用を抑えてZwiftを始め、
その後パワーメーターでZwiftするようになった。
パワーの激減ぶりに驚いたし、ガッカリした。
このZpowerの誤差についてまずは書いておきたい。
Zpowerで乗り出し費用を抑えた
乗り出し費用を抑えるために、
「液体抵抗の静音固定ローラー」と「MisuroB+」でZwiftを始めた。

出力は、固定ローラーの回転数から計算される。
一見、正確な値を出し続けそうなものだけど
大きな落とし穴が・・・
走り始めは結構正確な値をはじき出すものの、
なぜか時間と共にパワーが出やすくなる。
原因は、液体抵抗の熱ダレ。
高温になるとサラサラになって(?)
ペダルが軽く回っちゃう。
前半キツイけど、後半は楽・・・
レースでもワークアウトでもそんなイメージだった。
なので負荷が軽くなる後半だけ頑張れば、
異様に高いFTPが出て「オレって速い!」と勘違いすることになる。
レースなんて出たことない初心者が
一流市民レーサーみたいなFTPをたたき出す。
このハンディのおかげで、他のライダーと競い合えた。
レースのモチベーションが上がってた。
パワーメーターを導入した結果
パワーメーター導入後は、
右肩上がりから右肩下がりの出力グラフに・・・
実際に、Zpowerとパワーメーターの誤差はどれほどなのか?
手持ちの機材での自己ベスト同士を比較しました。
Zpower | 4iiiiパワーメーター |
---|---|
EliteキューボフルードとMisuroB+ | 4iiii左クランクパワーメーター |
キューボフルードのZpowerは時間と共に出力が高くなるので、
正確な誤差(?)も出しにくいのですが、
とりあえず、インズブルックのKOM2周目で
記録した自己ベスト259Wを参考データとします。

パワーメーターは素直にFTPテスト(Short)の186Wを採用、
したいところですが数日後のレースで記録した192Wを使います。

この結果、ZpowerのFTPはパワーメーターの3割増しでした。
ZpowerFTP | パワーメーターFTP | 誤差 |
---|---|---|
259W(3.7w/kg) | 192W(2.7w/kg) | 約3割増し |
パワーウェイトレシオは3.7→2.7w/kgになって、
カテゴリBの上位からCの最下位レベルに・・・
Zpowerの不正確さを思い知りました。
乗れば乗るほど速くなる?
乗れば乗るほど速くなる?
そうでもなさそう、と思い始めてる。
一番大事なのは「ポジションや乗り方」と思う。
要するに、乗り始める前の段階。
いかに効率よく漕ぐか?
根性論に持ち込む前に勉強すべきだった。
2年の間に一番目からウロコだったのは、仙骨意識。
下記の本で学んだ。
Zwiftでもリアルでも、身体全体を使った
足に頼らないペダリングができる。
Zwiftをしない筋トレの日が増えた。
身体の使い方を意識しながらの練習は、
低負荷でも十分に効率的。
我慢大会ではない本当の練習ができる。
Zwift3年目でわかったこと まとめ
2年前、思い切って始めたZwift。
3年目に突入してわかったZpowerの誤差、
効率的なトレーニングについてご紹介しました。
ペダルを回すというシンプルな動作なのに、
本当に奥が深い。
まだまだこれからです。