【Zwift】ANT+が落ちる場合の対策

2021年10月3日

Zwift中に電子レンジを使うと、パワー切れになってしまう・・・この対策として、ANT+アダプタとパワーメーターの距離を物理的に近づけてみた結果をご報告します。

「ANT+」落ちの症状

電子レンジ落ちしたワークアウトを紹介する画像
ワークアウトの前半にレンジ落ち

Zwift中に家族が電子レンジを使うと、いきなり60wとか0wになって「あれ?あれ?」と非常に焦ります。

集団からは千切れるし、ワークアウト中ならNG判定になりかねません・・・脚が限界の「リアル千切れ」よりも「弱っwww」と勘違いされるのが悔しかったりする。

そんな残念なANT+落ちの対策についてご紹介します。

そもそもANT+とは?

ガーミン傘下の会社が開発した通信規格「ANT」を改良したもの。スリープ機能を備えていて低消費電力。ボタン電池で長時間運用できるので、小型フィットネス機器と相性がいい。ただし、2.4GHzという周波数の電波を使うので、Wifiや電子レンジを使うと干渉してしまう問題がある。

Bluetoothはペアリングして1対1で通信するのに対して、ANT+はペアリング不要で複数デバイスと一度に通信できる。

「ANT+」落ちの対策

ANT+が落ちてしまう原因は電波の干渉です。

電子レンジはガラス面からの電波漏れが一番大きいらしく、ガラスに貼る漏れ防止シールなども販売されています。スマホ用防止シールもあってこれを貼り付けると、ワイヤレス充電できなくなるほどの効果らしい。

このため、電子レンジの向きを変える、距離を離すといったアナログ的な対策が意外と有効。逆に言えば、ANT+とPCの距離を近づけることで、相対的に電子レンジを遠ざけることも可能。

そこで、USB延長コードを購入してANT+パワーメーターとPCとの距離を近づけることにしました。

購入したUSB延長コードを紹介する画像
USB延長ケーブル

延長ケーブルを使う事で、ANT+センサーとパワーメーターの距離が、1.4mから95cmになりました(Zwiftは90cm以内を推奨しています)。

USB延長ケーブルの効果を検証

早速、Zwift中に電子レンジを使ってもらったところ、いつものパワーダウン症状もなく超安定しました。

「本当に使ってる?」と家族に確認したくらい変化なし。ちなみに、USB延長ケーブルを使っても、ANT+機器の電池残量が少ないと落ちやすいです。ご注意ください。

どうしても改善されない場合

延長ケーブルの設置や電池交換といった対策をしても効果がない場合、Zwift公式のサポートページを参考に対策をしてみてください。

公式HPには、電子レンジだけでなくサーキュレーターやワイヤレス機器、非シールドケーブルなど電波干渉の原因はいくつもあると書かれています。

【参考】BluetoothとANT+信号の干渉に関するトラブルシューティング | Zwift.com

個人的に確実だと感じているのは、Bluetooth接続をすることです。

Zwift公式サイトにも、

Zwiftは、BluetoothやANT+または両方を経由して通信することで、一連のハードウェアに対応します。どちらも同じように機能しますが、Bluetoothはより強い信号を送信する傾向があるようです。

Zwift公式サイトより

という記述がある通り、Bluetoothの方が電波が強くて通信が安定する印象があります。

まとめ

Zwift中のANT+切れ対策としてUSB延長コードを導入した結果、電子レンジと干渉しなくなったことをご紹介しました。

公式サイトを参考に対策しても改善されない場合は、Bluetooth接続に切り替えることをおすすめします。