FC-R7000のインナーを42Tにしてローラー負荷アップ
FC-R7000のフロントインナーは、39Tまでしか用意されていない。もっと大きいのが欲しい場合は、シマノ以外の「高価なもの」を装着するしかないと思ってた。
でも、これまでご縁がなかったDURA-ACE9100には42Tがあることを知って、もしかしたら装着できるかも?と挑戦したら、バッチリだったというご報告です。
Zwiftの負荷を上げたい
「固定ローラー+パワーメーター」でZwiftしているけど、貧脚でインナーしか使わない。なのでアウターは撤去してフロントシングル化(39T)にしてる。
Zwift始めて3年経過し、レベル50になって課金も5万円を突破。それなりに体力(FTP235W)はついてインナーでは物足りないときもある。かと言ってアウターをぶん回すほどの脚力も気合もない。
これまで8速スプロケット(13‐23)でZwiftしてたけど、リアを11速化して12-25T(12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25)に交換。12Tを追加して負荷をかけられるようにしてみた。超クロスレシオな12‐25は固定ローラー向き。
TRI系の低ケイデンスワークアウトで指定される200W@60rpm。8速の時はTOPギアでも軽すぎて出来なかったけど、12Tだとバッチリだった↓。

ただ、ここで問題発生。
チェーンがゴリゴリうるさくなった
8速はTOPギアでも静かだったのに、、、。11速だとチェーンが細いから左右キャパが少ないのか?チェーンの悲鳴を聞きながら漕ぎ続けるのは、自転車愛好家として耐えられない。
さてどうしよう。思いついた対策は二つ。
- 11Tのあるスプロケットに交換する
- フロントを大きくする
11Tのあるスプロケットに交換すれば、12~のギアをロー側に寄せられる。チェーンの角度が改善されるからゴリゴリ音も解消できそう。でも、11-28に交換すると16,18といった美味しいギアがなくなってしまう。
フロントを大きくするという方法もあるけど、FC-R7000の純正インナーは今使ってる39TがMAX。RIDEAのオーバルリングとか超気になるけど1万円近い。カテゴリCでビリ争いを繰り広げてるライダーに必要なのか、心配性なのでポチっとする勇気がない。
もっとお手頃なギアはないかとAmazonを徘徊してたら、9100DURA-ACEのインナー(42T)を発見。アーム形状を見るかぎりFC-R7000にも使えそう。RIDEAのほぼ半額でコスパもいい。
この42Tなら、39‐12(ギア比:3.25)を一段内側の42-13(同3.23)で再現できる。チェーンの角度が改善されるから、ゴリゴリ音解消にもよさそう。念のため、新品を買う前にメルカリで探したらありました。新品のほぼ半額でGETできました。

中古品とのことでしたが、ほぼ未使用に近い感じでラッキーでした。手持ちの39Tの方がガッツリ削れてます。ネジ穴の形も同じで、FC-R7000に難なく装着出来ました。
ちなみに、39Tも42TもKCNCのシングル用ボルトで取り付けました。
シマノのボルトより「締めやすく外しやすい」のでお気に入りです。
42Tへの交換で得られたメリット
DURA-ACEの42Tに交換したメリットは、
- 固定ローラーの負荷アップ(ゴリゴリ音の低減)
- 適正ギアの使用でワークアウトの効果アップ
- シマノ純正ギアで安心
の3つです。
42Tに交換したことで「固定ローラーの負荷を上げる」という目標は達成できました。ガチにパワーを追い求めるのではなく、「快速ツーリング派」の自分にはインナー以上アウター未満といういい塩梅。変速もスムーズで問題ない感じ。
チェーンのゴリゴリ音も42-13ではそれほど気にならず。ただTOPの12にすると相変わらずで、自転車愛好家には耐えられません。
あとはシマノ純正である安心感でしょうか。妥当な価格、商品選びで失敗するリスク、耐久性への心配が少ないので安心です。